
はじめに
「お米は栄養ゼロ」「菓子パンには栄養はほとんどない」といった言葉を聞いたことはありませんか? しかし、これは誤解です。実際には、お米にも菓子パンにもエネルギーや一部の栄養素が含まれています。
このような誤解を解消するために、「エンプティカロリー(Empty Calories)」という概念を正しく理解することが重要です。本記事では、エンプティカロリーとは何か、どのような食品が該当するのか、健康への影響について詳しく解説します。
エンプティカロリーとは?

エンプティカロリーとは、エネルギー(カロリー)は高いものの、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素がほとんど含まれていない食品を指します。
例えば、白砂糖や揚げ菓子、清涼飲料水、アルコール類などが代表的です。これらはエネルギー源にはなりますが、体に必要な栄養素が不足しやすく、過剰に摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
「栄養がゼロ」とは違う!エンプティカロリーの誤解

「お米は栄養ゼロ」と言われることがありますが、これは誤解です。白米には炭水化物(エネルギー源)だけでなく、たんぱく質やビタミンB群も含まれています。また、菓子パンも小麦粉やバター、卵などの原料に由来する栄養素を含んでいます。
しかし、これらの食品が精製されすぎている場合や、砂糖や脂質が多く含まれている場合には、エンプティカロリーに近い食品となります。たとえば、
- 白米 vs. 玄米 → 白米よりも玄米のほうがビタミンや食物繊維が豊富。
- 菓子パン vs. 全粒粉パン → 菓子パンは糖分や脂質が多く、栄養価が低くなりがち。
このように、食品の種類や加工方法によって栄養価は大きく変わるため、一概に「栄養がない」と決めつけるのは誤解につながります。
エンプティカロリーを多く含む食品

エンプティカロリーに該当する食品には、以下のようなものがあります。
- 砂糖たっぷりの清涼飲料水(ジュース、炭酸飲料)
- スナック菓子や揚げ菓子
- キャンディやチョコレート菓子
- ファストフード(ポテトフライ、フライドチキンなど)
- アルコール飲料(ビール、カクテルなど)
これらの食品は高カロリーですが、栄養バランスが偏っているため、頻繁に摂取するとビタミンやミネラルが不足し、生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。
エンプティカロリーの影響と健康的な食生活

エンプティカロリーの多い食品ばかりを摂取すると、次のような影響が考えられます。
- 肥満のリスクが高まる → エネルギー過多になり、余分な脂肪が蓄積される。
- 栄養不足になる → 必要なビタミンやミネラルが摂れず、体調不良を引き起こす可能性。
- 血糖値の急上昇・急降下 → 甘い飲み物やお菓子の摂取後、血糖値が急上昇し、その後急激に低下することで、疲労感や集中力の低下につながる。
健康的な食生活のポイント

エンプティカロリーを控えつつ、栄養バランスの取れた食生活を送るためには、以下の点を意識しましょう。
- 主食は精製度の低いものを選ぶ → 玄米、全粒粉パン、雑穀米など。
- 加工食品よりも自然な食品を → 野菜、果物、ナッツ、魚などの未加工食品を積極的に。
- 飲み物は水やお茶を中心に → ジュースや炭酸飲料の代わりに、ミネラルウォーターや無糖のお茶を。
- 甘いものやスナックは適量に → たまの楽しみとして取り入れる程度に。
まとめ
「エンプティカロリー」という言葉を知ることで、単にカロリーの多さだけでなく、食品に含まれる栄養素の質を意識することが大切だとわかります。
「お米は栄養ゼロ」「菓子パンには栄養がない」という誤解をなくし、適切な食品の選び方を心がけることで、健康的な食生活を実践しましょう!
自分の食習慣を見直し、エンプティカロリーを減らして栄養価の高い食事を意識してみませんか?


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